2008年2月12日火曜日

建国記念の日

2月11日は建国記念の日でしたね。今年で皇紀2668年です。まあ、この「皇紀」西暦より660年長くなるようにつくったとか。だから、神話上の天皇在位期間が異様に長いですね。そして、歴史上になると普通の人と同程度。
それはおいといて、「建国記念の日」を巡る動き、「日本の建国を祝う会」が開催されたり、「建国記念の日に反対する集会」が開かれたりしています。
ところで、「紀元節」が「建国記念の日」と名前を変えて復活するまで大分期間を要しましたね。これはどういうことでしょうか。
それは、先の戦争で危うく天皇制を潰しかけた勢力が戦争推進派であったことと関係があるのでは。天皇のあずかり知らぬところで「天皇」の名を使って戦争をしていた。そして、近隣諸国に多大な被害を与え、国内でも多くの犠牲者を出したことに関係しているのでしょう。
「日本の建国を祝う会」に参加された方々、このあたりをドイツみたいに直視されていますか。昨年でしたか、NHKスペシャルで「エルサレム」について放送されたとき、その中であるパレスチナ人が「祖先が十字軍に殺された」と話していました。殺された方の民族はこのように忘れないのです。そのあたりが判っていないのでは気になっているのです。教科書検定などの出来事を見るに付け、また、自滅の道に進むのではと危惧しています。

この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。
img00375.jpg

0 件のコメント: