2009年1月17日土曜日

脳卒中の危険因子のいくつかについて

 2009年冬号「脳卒中のすべて」(日本評論社)を読んでいて危険因子について、ふと思ったことです。日本脳卒中協会のサイトも見てください。
 第一に「高血圧」があげられていました。高血圧が続くと動脈硬化になったりとかで血管が痛んできます。それで、脳卒中や心筋梗塞になりやすくなります。高血圧症の治療ですが、適度な運動、禁酒や禁煙、減塩等が挙げられています。
 二番目には喫煙があげられていました。これ、高血圧の治療というか予防に「禁煙」がありますね。ということは、直接的にも間接的にも危険因子ということですね。喫煙の害については「煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう」とかのホームページも見てください。
 三番目に糖尿病があげられていました。糖尿病は血管を痛めつけますから、動脈硬化などを促進しますね。実際、糖尿病の合併症というのは血管がらみが多数あります。糖尿性網膜症とか糖尿病性腎症とかは有名ですね。この糖尿病の危険因子は高カロリー低繊維食、運動不足、喫煙などがあげられています。
 ほかにも危険因子はあるのですが、ここではこのぐらいにしておきます。
 脳卒中としましたが、以上の三つは心筋梗塞の危険因子です。そのすべてに「喫煙」が絡んでいるのです。
 脳卒中は発症すると、脳にダメージを与えるため、死亡したり、後遺症が残ったりします。その脳卒中になりにくくするためには高血圧や糖尿病にならないようにしたり、禁煙したりすることです。
 ところで、認知症には大きく分けると「アルツハイマー性」と「脳血管性」の二つになるということです。「脳血管性」というのか「隠れ脳梗塞」とかが原因の一つとしてあげられています。「隠れ脳梗塞」は「隠れ脳卒中」の一つです。
 ですから、脳卒中予防は「脳血管性認知症」の発症率低下に繋がっているということになります。ということは、「禁煙」は「認知症予防」にも繋がり、発症率が低下することになるのです。

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