2009年1月25日日曜日

全国学力テストの上位県、秋田県のある村の教育

 次回は仕事の都合で1月31日になると思います。ご了承ください。
 1月24日の朝、NHK総合の6時台の番組で取り上げられていました。ある村だけでしたが、学力向上のためにはヒントにあると思いました。
 簡単に言うと「底上げ」と「興味付け」と「考える力」につきるのでは。一つは全員での調べ学習とその発表ですね。発表をするということで考えるということをすることになります。立ち読みでしたが、ある週刊誌に茂木氏の記憶についての記事がありました。記憶は「短期記憶」→「長期記憶」→「意味記憶」の順に忘れにくくなり、かつ、活用できるようになるとね。「短期記憶」から「長期記憶」へは「繰り返し練習」とかでもできるが「意味記憶」はその事柄について他の人に説明することなどが必要であると。「自分の考えを他の人に述べる」というのでも役にたつはず。「説明する」というのはやはり「考えてから」になるのが普通ですね。
 「意味記憶」が多くなれば、その分野に興味が持てるようになる確率が高くなり、興味を持てば「自発的学習」に繋がりますね。
 「底上げ」というのは、時間のやりくりや村の支援などでチームティーチングや補習講座です。数学では実際に2人で授業して進度のゆっくりしている生徒への手厚い支援をしているとか。
 この報道を見ていて思ったのは「フィンランドの教育」と似ていると。3つほどあげましたが「底上げ」が一番重要な要素でしょうね。アメリカは「落ちこぼれ防止法」で学校に競争原理を持ち込み、開校から上位校に生徒が集まって学力向上を図りましたが、実際は逆に「その場しのぎの得点競争」になり、落ちこぼれが倍増したとか。同様の取り組みをしていたイギリスは一足先に「底上げ」型に変更したとか。
 学校間とか市町村間とか都道府県間とかの平均点競争にとらわれると学力が低下しますよ。昭和の全国学力調査で実証されているのにね。日本はそこら中に「歴史を鏡」にできない人たちが充満しているみたいです。

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