2009年10月12日月曜日

福祉行政というか「行政は国民のために」

 10月11日のNHK「ETV特集」で永山則夫元死刑囚の生い立ちから獄中での様子、裁判の経過などが放送されていました。
 結論からいうと、福祉行政が不備な国での機能不全な家庭で育ったことによるのではと思います。
 父親が博打打ちであったというというのですが、これ、「嗜癖」と考えられますね。「アル中」と同様の機能不全家族に育ったと考えられます。ただ、貧困状態であったどうかについてわからないです。それと、性格的に親の愛情への感受性が乏しいということもあるらしいのですが、大抵は親の問題といわれています。そして、この機能不全家族というのは「連鎖」することが多いですね。それは、「自分の家族以外は知らない」ので「育った家族」が基準になるのです。
 母親については、この番組では?のままです。網走に置き去りにした原因は「貧困」と「無知」によると思います。この「無知」ですが、現在でも再生産されていますね。先週7日ののNHKクローズアップ現代での「“助けて”と言えない ~いま30代に何が~」という番組でも「無知」というのが関係していると思われる事例がありました。
 最近の「追い出しや」とか「生活保護代行」も無知につけ込んでいますね。それを助長しているのが「行政」などです。なぜ、相談に訪れたとき、もっと親身な対応ができないのか。予算に限りがあるのはわかりますがね。そして、予算についても不要不急の行政の事業とか回ってしまっているようですね。政治に決断力がなかったため、次官会議等で前年踏襲で配分の変更がされず、ダムもですが、有明海干拓事業みたいな無駄が行われるわけですね。民主党よ、農道空港についても背景をほじくり出してください。
 「追い出しや」の行為は、保証契約の内容、「消費者契約法」とどうなのでしょうか。それと、鍵交換による締め出しとは「生存権」を脅かすものでは。家財の勝手な処分は「窃盗罪」に当たらないのでしょうか。このようなことが起こるのも「消費者教育」の不備によるのものと、そして、行政の業者よりの姿勢ですかな。
 「行政は国民のために」であって、悪徳業者のためでも、省庁の予算額維持のためでもないのです。予算額が時代によって増減していくはずです。今回の補正予算の執行停止分ですがひょっとして、各省庁とも同程度の割合かもと疑っています。

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