2011年1月3日月曜日

今年は決断をするときかな

 2011年になりましたね。昨年の参議院選挙で消費税で負けたというより前任者で負けた民主党、その敗因分析ができない人が多いですね。
 その結果が税収より新規国債発行額のほうが多い予算を2年連続で発表しました。菅首相が言い出したTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加についてですが、すでに日本の農業は海外にやられていますよ。その状況は各種農産物や調整品などの輸入量をみれば明らかです。これをまず認識できるかです。
 社会保障費の増加は止まりませんね。そして、直接税方式および保険料方式は限界に来ていますよ。直接税ですと、企業においては国内出荷も輸出も関係なく課税ですね。消費税ですと輸出除外は常識でしょ。保税区域という制度は課税除外を目指したものですからね。先進諸国の製造業の多くは工場が海外に出ていきました。ところが、欧米は進出企業が工場とかを造りやすい税制とかにしています。日本へは製造業どころか証券業などでも撤退が相次いでいます。これを防ぐにはどうする?
 教育でも「絶対評価」と念仏を唱えているだけで「相対評価」が蔓延っている国ですね。今回は菅首相の決断で科学技術関係費は減少しませんでしたが、欧米の公的資金量に比べたら低水準です。2000年代になってノーベル賞受賞者が出てきましたが、ノーベル賞は研究者の業績が人類にどのくらい貢献したかを調べているので、今の研究水準とかの評価にはならないですよ。一部のところに資金を集めすぎて、ぼちぼちの条件でしっかり研究できているところもありますが、教育もままならない国立大学も出てきているとか。
 民主党のよかったのは、政権与党として自由民主党時代より大幅に予算の組み替えをしたことかな。ただ、野党時代につくったマニフェストをそのまま実行しようとしたところは逆に問題点かな。イギリスを参考にすればよかったと思うのです。
 今年は税制の抜本的改革とTPP参加の決断を。特にTPPは早い決断をしてほしいですね。

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