2011年8月7日日曜日

アメリカ国債格下げ

 2011年8月5日(現地時間)にアメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、アメリカ長期国債の各付けを最上位「AAA(トリプルA)」から1段階引き下げたというのです、.
 そして、この格付け会社は私企業ですね。それに、債権発行元などから格付け手数料をとっているのですね。まあ、政府発行の国債ではとっていないかも。先のリーマンショックの要因にAAAランクの格付け債権が一夜にして「ジャンク債」になったというのがあります。
 あのジャンク的なサブプライム住宅ローンを含む証券化商品に高格付けを与えたりとか、CDSでも高格付けを与えていたというので規制されることになりましたね。
 格付け会社というのは、自分の懐具合(ボロ儲けも大損失もなく)に関係なく評価を出せるのですが、手数料という収入を得るために甘くなる可能性は常に残りますね。発行母体に厳しい評価ばかりだと、甘いところに仕事がとられる危険性は否定できないです。
 ですから、ここでいいたいのは、格付けでガタガタせずに常に自分の頭で考えて、自身の格付けをもつことですね。それと、国債は常に「選挙」という問題を抱えているということも忘れないで欲しいですね。自分で判断できないような債権や金融商品には手を出さないことですね。
 ところで、アメリカは現在、約14.6兆ドル(約1100兆円)の巨額債務というのです。面積は日本の25倍ぐらい、人口は3億人を越える国ですね。日本は900兆円ぐらいの借金でしたね。財政規模やGDP比ではアメリカは日本より低いですね。日本国債の格付けはアメリカより低かったですが、もっと格付けが低くても良いような気がします。

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