2011年8月23日火曜日

研究が進むと出てきますね。「巨大津波は三陸で6000年に6回」

 2011年8月21日に各報道機関で北海道大学の平川 一臣 ( かずおみ ) ・特任教授(地形学)らが発見した津波の痕跡のニュースを報道していましたね。
 東日本大震災のあとに「チリでマグニチュード9.5の地震が起こって、どうして同じ原理の地震多発の日本でこの危険性を認識できなかったのか?」というようなことを書きました。その後、貞観地震、そして、今回の研究ですね。同じような構造でチリやスマトラ沖と同様のことが起こっていた可能性が高いという証拠が得られたということです。
 そして、貞観地震もマグニチュード9.0以上ではなかったかと言われだしました。1000年単位という尺度ですね。このような災害の記録を調べても書物では一部しか出てこないでしょうね。だから、過小評価してしまったのかも。
 ただ、1000年単位というのは丁度1000年間隔というものではないですね。「アバウト1000年」で確率は非常に低いですが「明日」というのもあり得る1000年間隔だと思います。人間の人生約80年からみると非常に長い間隔です。だから、至近の大地震で考えてしまったのでしょうね。
 「他山の石」とかいいますね。他所の事例を参考して考えるという態度も非常に大事ではと思います。マグニチュード9.0以上の地震がプレート活動で起こっているということから、専門家は可能性を否定していたとしたら大いに問題があると思います。海外でも巨大地震の連発はないですからね。大地震でも数十年の間隔が大抵あります。
 ですから、「絶対安全」と同様「絶対・・である」とかいうのは自然現象や科学技術などではないと思うのが普通ではないでしょうか。

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