2013年4月15日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活  No36

リハビリの効果がある理由  その2  リハビリには日中、できるだけ、からだを直立させておくとよいようです  高次脳機能検査を受けてみて   最近の足と歩行の様子  今回は腕の様子、また感覚が少し戻りました。   もがいて動かしていたら、効果が出てきています。  「発病のどのあたりからリハビリで復活するぞ。」と思い始めたか  4月8日(月)、軸索の伸長や樹状突起の伸長が脳の再構成に必要になるのです。長さはいろいろですが、ともに細長い管であることは同じです。また、軸索は神経突起(管)の周りを扁平なシュワン細胞がぐるぐる巻きに取り巻いています。管もシュワン細胞も体積の割に細胞膜の割合が非常に大きい細胞であると考えられます。細胞膜が細胞膜として働くためには脂質が非常に重要な役目を持っています。その脂質には飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸が使われています。飽和脂肪酸は人間は栄養分、炭水化物やタンパク質から造れます。不飽和脂肪酸は一部を除いて造れません。そして、細胞膜の働きは造れない不飽和脂肪酸を適量使うことによって維持されているのです。だから、必須脂肪酸があるのです。有名なのがリノール酸とリノレン酸などです。リノール酸は工業的に安く大量に大豆などから抽出できるようになりました。ただ、不飽和脂肪酸は常温で液体なので、水素添加で不飽和度を下げることで常温でぼちぼちの固体にしてできたのがマーガリンです。トランス脂肪酸というのも同時に造られています。欧米ではトランス脂肪酸の摂取について規制を始めています。まあ、ω6系の不飽和脂肪酸はリノール酸もですから、普通、不足することはないでしょう。問題は食物で偏在しているω3系のリノレン酸などです。背の青い魚に多く含まれています。他にもあるのですが、偏在です。DHAとかEPAとかもω3系です。そして、DHAは脳にとって大切な不飽和脂肪酸で、細胞膜に沢山使われています。どう考えても病院食では???と思ったのでサプリを買いました。いくら、麻痺側を動かしても、刺激してもDHAなどがなければ、軸索や樹状突起が成長できないと思ったからです。あるときから、麻痺側の痺れが酷くなってきました。これも調べて見ると、脳での再生活動が盛んになると痺れがあると書いていたサイトがありましたし、最初に入院した病院の看護師さんも痺れがなくなったら、再生が終了したというようなことをいっていました。私の場合はこのようなことでちょっとは再生がよかったのか、視床痛は出ていませんが、痺れは続いています。再生しているのという思いは、ちょいちょい実感しています。例えば、足の硬直感が強くなるとしばらく続き、その後、歩きやすくなるのです。ただ、注意しないと歩き方がおかしくなりかねません。これは脳が再学習しているからだと思います。それと、軸索突起誘導因子というものがあると、日本生化学会の和文誌「生化学」に出ていました。この因子が出ていないのでは軸索が伸びないことになると思います。分泌させるには動かすしかないのでは。樹状突起でも同様の仕組みがあるようです。  4月9日(火)、今回最初の病院に入院してしばらくして、落ち着いてきて尿道に入れていた管をとってもらってからだと思うのですが、朝からできるだけ車イスに座って過ごすことにしていました。理由はベッドに横たわっていると夜間寝れないのです。日中にからだを使って疲れさせると寝られると考えたのです。でも、車イスは長時間座るようにはできていません。その時役にたったのがリハビリであり、トイレ行きだったのです。後でわかったことですが、からだを直立させておくということがリハビリでは大切なことだったようです。でも、このときは単に夜に寝たいということだけでした。人間は直立二足歩行をするようになってから脳を発達させました。「直立」というのがよかったということかな。以前の入院時と今回の違いにパソコンを持ってきてくれたというのがあります。テレビとの違いは、ネットをしても「自分で探し、操作をする」などをしないと邪魔な装置にしかなりません。以前の入院でもテレビは見なかったです。基本はラジオ、CDプレイヤーも持ってきたこともありましたが、映像も見れるのはパソコンで初めてかな。DVDビデオを見ましたが、なかなかお気に入りがそろわなかったです。ハリー・ポッターシリーズで最後の「死の秘宝Ⅱ」を持ってきて貰いたくて、「死の秘宝」に「Ⅱ」がついているものをといったら、1回目は「秘密の部屋」で2回目に持ってきてくれました。それで、パソコンでハリー・ポッターシリーズを入院中に何回か繰り返しみることができました。テレビでもチャンネル選びという行動がありますが、これはディスクを選び、ドライブにセットし,再生ソフトで再生するということをする必要があります。どちらの方がよいのかな。ネットでの外部への情報発信もできれうようになっていたのですが、SNSでの発信はしましたが、闘病記という意識はなかったです。退院してから闘病記というのをアップしようと思って、実行しました。ホームページタイプが10カ所、ブログタイプが10カ所、SNSが2カ所、そして、先月から日本ブログ村に参加しました。日本ブログ村参加のためにブログが一つ増えました(大笑い)。参加したことで、もう一度発病時からとかの記憶とかを整理してアップできたことはよかったと思っています。日本ブログ村、ランキングに参加していますのバナーのクリックをお願いします。http://toubyou-sisyou.blog.so-net.ne.jp/ がそのブログのアドレスです。  4月10日(水)、今日は「高次脳機能検査」について、受けた感じを中心に書きます。担当はMさん、当たりですが、検査の内容が関係したのか「のり」が少しよくなかったです。まじめな日本人は「ジョーク」をいわないというか、何事にも堅すぎるような気がします。もっと話に「ジョーク」を入れてと思いました。図形認識の状況確認、見比べでしたかな。図形認識と図形記憶の状況を図を記憶して、別の用紙に書いてみるというもの。立体感覚については積み木を利用してテストです。動作の状況では、釘を打つ様子とかをさせてみるというもの。このとき、何回か手を打ってしまった動作も入れました。物語の記憶、「・・・区の民家で火事があり、消防自動車が10台出動しました。・・」というものでした。数列を覚えて逆に言うというもの、これは手と足を使えば4つの数字は記憶されます。その割り振りというか1~5と6~0をどう区別させようかと考えている間に終わってしまいました。確か最大5桁だったのでずるできますよ。要は手足や感覚以外での脳の障害があるのかどうかを確認しようという検査です。皆さん、「疲れる。2度としたくない」とかいっていました。この検査もその内容に見当をつけて、気楽に受けていたら、結構楽しかったです。ネットで「高次脳機能検査」で調べて貰えれば、詳しい内容がわかると思いますので試してみて下さい。認知症のスクーリング、ごく初期の見分けにも使えるのではと思います。まあ、受け身ではなく、能動的な活動を送っている方はそれほど疲れるような検査ではないと感じました。  4月11日(木)、最近、麻痺した左足で片足立ちをしてみました。麻痺した直後は、左足だけでからだを支えるなんて自殺行為同様でしたが、右手で壁とかに触れている程度で結構な時間、結構立てるになりました。歩行練習の始めの頃は、体重の掛かり具合が全くわからなかったのがある程度わかるような感じです。ただ、足のふらつきは全く減少してないという感じです。感覚の戻りがあるようなので、以前書きましたように「感覚神経と運動神経の協同作業」で筋肉運動ができると思うのです。で、感覚神経が復活する度に脳が学習していると思います。硬直しすぎるのもこのような学習で翌日には大抵解消しています。そして、また、硬直、解消の繰り返しで、歩き方がおかしくならないように歩行時は注意が必要です。だんだん、杖も持っているだけになってきつつあるような歩行になってきつつです。足を痛めないようにも、かっこよく歩きたいです。「ブログ村ランキングクリックよろしくお願いします。」のバナーをクリックしていただければ、そのページの「脳卒中・脳梗塞参加メンバー」をクリックしてもらうと参加者の画像があります。そこの「あっけらかんさん」の画像のわんちゃんと毎日朝夕2回散歩に出ています。このわんちゃんと私の2人?でです。退院後もう9ヶ月ほど続けています。ドッグランをしたい。  4月12日(金)、今回は腕の方。当初、完全に動かない、感覚はなかったです。右腕で動かしてみたりしていました。徐々に動くようになってきました。いまだに筋肉の痺れ、痛みが続いています。お風呂の時に筋肉を右腕で伸ばしたりは続けています。感覚が戻ってきた様子は言葉では表現しにくいですね。ドアの取っ手とかをよそ見しながら掴ませてみると案外できるようになってきているのです。取っ手の短いタイプはまだ不得意です。先日、ドンブリを持たせたら、以前より長時間保持できていました。でもまだ、信頼感には欠けます。コンタクト関係では、保存容器の開閉の時は本体をささせるようにはできます。左目の瞼を左手で開けるのも徐々に簡単にできるようになりつつあります。問題は足同様に筋肉の収縮が安定しない部分があるのです。コンタクトレンズは右手で洗ったりしています。左手は人差し指に載せる程度です。まだ、触っているという感覚がないのです。コンタクトレンズに触れているということがわからないと直接は触れないですかな。パソコンのキーの操作はもともと右手人差し指主体だったので、左手人差し指も参加させています。こちらも「継続は力なり」の典型ですかな。全く動かなかったのから考えると「よく回復したものだ」です。今日の訪問リハビリで感覚の戻りがまたよくなっているといわれました。ただ、わんちゃんは私に抱かれると凍り付いています(笑)。時々、落としてますので怖いのでしょう。特に家の中の階段は恐怖のようです。  4月13日(土)、短距離の小走りはリハビリ病院で退院する頃には少しできるようにはなっていましたが、「走る」ということで「わんちゃんとドッグラン」というのが期待できる感じを持てるようになりました。今はできなくても「回復できる」と思い挑戦し続けることが完全麻痺から1年少しでここまで回復できたのではと思います。あきらめたらリハビリはそこでお終いです。脳での障害の場合は単純につなぐというのではなく、失った神経細胞の代わりを他の神経細胞にさせる必要があるのでは。これができなかったら回復はしないかも。樹状突起を伸ばし、軸索を伸ばし、新たな神経網を作るためには神経成長因子や軸索突起誘導因子を必要な箇所で分泌させるには動かそうともがくこと、物体に触れたり、少しでも筋肉を収縮させたりして感覚が復活しそうな刺激を与え続けることをし続けてきたのが役にたったみたいです。「never give up」とあっけらかんとした精神状態がよかったと思っています。今後もリハビリ状態をアップします。こっちは「アップ」また「アップ」とアップアップしております。なにせ、23カ所ですからね。  4月14日(日)、「発病のどのあたりからリハビリで復活するぞ。」と思い始めたかということに書きます。視床出血(発病時はわかっていない。)して、1~2分後に歩行状態が少しおかしかったです。そのすぐ後、左手でものが掴めなくなりました。その時にすぐ思ったのは「リハビリで復活するぞ。」です。視床出血は死亡率の高い出血(病院到着時意識なし→やばい)で、一生車イス生活の患者も多い出血だとは結構復活してからネットで調べて思い知ることになります。私は死ななかったので「車イス」の方は家族から聞きました。これはまだリハビリでもほとんど歩けなかった初期の頃です。それでも、「何を言っているのだ。復活してやる。」とは思っていましたがいえませんでした。最初の病院に入院してバランス感覚なしを思い知らさせられるようにベッドから頭を下に転落しました。危険人物となりましたので監視が厳しくなったので目立たない「もがくように」ともに見える行動として、車イスに座っているときに左足で踏ん張ってみる(マシ)や、トイレの時、体重を左足に乗せてみる(失敗したら床に落ちます。戻れないです。)などがありました。トイレの支え棒を使った試しに麻痺した左手で棒を持たせて、お尻を少し浮かして右手でトイレットペーパーを持って拭いたら、はい、左腕が棒と壁の間に入ってしまいました。手前に来ていたら、頭から落ちていたかも。ぞっとしました。使っていたら使えるようになるのではとこっそりと試したことが他にもあったはずです。ただ、階段はこっそりはしていないです。ダンベルを持ってきて貰って左腕で持ち上げてみるというのはこっそりに入るかな。1kgですよ。発病前は10kgでしたから「軽い」はずなのに左腕では始めは持てなかった、持ちあがらなかったです。持ち上がるようになって、頭に衝突させたことも、骨折とかはなかったです。看護師さんに見つかったら「取り上げ」られますよね。 日本ブログ村、ランキングに参加しています次のアドレス http://toubyou-sisyou.blog.so-net.ne.jp/ にお越しの節はランキング用バナーのクリックをよろしくお願いします。

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