2008年7月13日日曜日

熱中症になる人が多いですね。

7月12日の午後7時のNHKニュースで「熱中症か 238人が手当て」というのが報道されていました。
この人数はNHKが消防への取材をもとにまとめた数ということです。見出しは「熱中症か ・・・」なので熱中症および熱中症と見られる人の数となるようです。
その昔、日本の運動部では「練習中、水分を補給すると体が鈍る」とか称して、反科学的な指導がされていましたが、これほど熱中症は出ていなかったのでは。もし、熱中症がちょくちょく発生していたらこのような反科学的指導は早期に廃れていたでしょうね。ところが、長年続きました。皆、体温調節能力が高かったからですね。
今は、スポーツドリンクを含めて水分などを積極的に補給させてこの騒ぎですね。
はっきり言って、「体温調節能力が低下している」としか考えられない状況ですね。
この原因はいくかあると思うのですが、一番大きいのが「冷房」でしょうか。
暑さに対して体温を適正に維持するというのは、「汗」をかく必要があります。適切なときに全身に万遍なく汗をかく能力が必要なのですが、冷房によって汗腺が十分に働かなくなっているためでは。
体の特定の部分にだけ汗が出ても体温低下の効果は低いですよ。汗腺は訓練によって汗を分泌できるようになるとか。全身には400万ほどあるということです。ロシア人は200万ぐらいしか働かない人が多数いるというのです。一年中気温の低めのところに生活していますからというだというのです。
日本にいても冷房で汗を出させずに子供を育てると汗かきが下手になり、特定の部分でのみ汗が出るようになるとか。その後も「冷房漬け」になると、自律神経の調子も狂ってきて、さらに体温調節能力が低下することになるというのです。
冷房のないところで少し活動するだけで熱中症になる人はこれからますます増えるかもしれませんね。人間の作り出した生活環境の変化が人間の体の調子を狂わせている例の一つだと考えます。

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