2009年2月28日土曜日

どうしてなのか。「日本は大ばか野郎」とFRB元理事が日本の経済政策を批判

 2月28日に日本経済新聞のサイトで見つけた記事の見出しは『「日本は大ばか野郎」、FRB元理事が経済政策を批判』でした。
 「フレドリック・ミシュキン元米連邦準備理事会(FRB)理事が27日、ニューヨーク市内で講演し、1990年代の不況を長期化させた元凶として日本の財政・金融政策を厳しく批判した。」というのです。そうかもしれないというより、海外から見るとこのように見えるのでしょうね。
 あの時期は、イギリスがサッチャー元首相の下で復活を果たしたすぐあとですね。結局、1990年代は「ばらまき公共事業」で不況脱出を計るの失敗続きのときですね。不況が続くと「格差拡大」やその格差を解消するべき財源もないということでしたでしょうか。
 2000年代になって、小泉元首相が「構造改革」を掲げて登場し、漸く不況から抜け出したということかな。
 また、民間に任せてよい部分を国が係わろうとしているのが現状でしょうか。「郵政民営化見直し」などはその最たる部分でしょうね。社会保険庁の年金記録の問題、簡易保険の保養所の問題などなど自己中心的考え方がはびこったためでしょう。自己中心的なため、長期的な経済波及効果が考慮されていないために多くが無駄になって不況から脱出することができなかったのでしょうね。
 現在の状況は1990年代を教訓としていないとして、このような発言が出たのでしょう。
 今の国会は「政局あって政策なし」と感じられるようなことを与野党ともしてますね。アメリカは曲がりなりにも経済対策をまとめ、国会も議論の末、日本より早く議決しました。ヨーロッパも経済対策を大々的に始めていますね。それに引き替え、日本は第二次世界大戦の時の陸海軍の内輪もめのように与野党、また内部が政局でもめてますね。経済対策にしても各省庁の対策を足し算しただけのようです。「メリハリなし」で「小出し」でとかで効果はあまり期待できそうもないです。

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