2009年8月9日日曜日

核兵器のない世界を、戦争のない世界を

 8月9日は今から64年前、長崎に原爆が投下された日ですね。今年も長崎市で「市主催の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が開かれました。その平和宣言で田上富久市長は「今、私たち人間の前には二つの道があります。核兵器のない世界への道と、64年前の広島と長崎の破壊を繰り返す滅亡の道です」と述べました。当然、核兵器のない世界への道へですね。
 ところで、現在の状況ですと、「核兵器のない世界」というのは「戦争のない世界」と同義的に捉えることもできるのではと思います。戦争準備を強引にしている国とか対立の激しい国同士では、互いに「核兵器」を開発していますからね。インドとパキスタン、イスラエルと中東の某国、北朝鮮とかです。
 核兵器を造れないから、「テロ」に走っている集団があったりするのでは。
 「戦争」とか「テロ」は特定の価値観を他国や他民族・他宗教信者に押しつけようとして、起こってきていると思います。この価値観には「自国利益最優先」の価値観もはいります。他国との「自由貿易協定」を締結するには、どちらも譲歩するべきところが出てきますね。それをしない場合は「征服」すればよいわけだし、宗教でも「征服して改宗」させてばいいわけだからです。
 アメリカのオバマ大統領がプラハの演説で「核のない世界へ向けての第一歩を踏みだそう。」というようなことをしました。核保有大国の5カ国は核戦争の悲惨さ・不利益などをよくわきまえているようなので、「戦略核の削減」などを徐々に進めようとしているようです。ところが、けったいな国が核を作ろうとしているので「廃棄」ができない。まだ、冷戦の名残の不安感でできない。おもちゃを手放したくないでできない。のでしょうね。特に最後の理由が一番かも。
 ともかく、「軍拡の不経済」、経済に悪影響を与えることに、まずは気づいてほしいですね。ところで、「テロ」の方は、自然の流れ(他国との交流は盛んになる)で、どちらかというと負けている価値観の信奉者が起こしているようなので防ぐのは大変だと思います。

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