2010年5月10日月曜日

ユーロのドタバタ騒ぎ

 4月の終わり頃からドタバタが繰り広げられていますね。ユーロ発足以来のごたごたですね。
 原因は多々あろうと思いますが、金融市場関係者の見込み違いも大きな原因の一つでしょうね。大体から、発足当時のユーロ高、あれは金融市場関係者の買いかぶりが大きかったのでは。寄り合い所帯のユーロがどうしてドイツマルクみたいに買われたのかが意味不明でした。この点は証券化商品が買われたのと同様でしょうね。
 ユーロを購入してみようかなと思ったときが1ユーロが127円の時だったので中止。その後、株のほうに投資の重点を移したので外貨はお休み。外貨のほうはしっかりと含み損がまだありますよ。塩漬けですわ。株のほうは少額から始めたら、1年経たずでリーマンショックの暴落で含み損が増えたときにも挫けず数万円ずつでもちびりちぶり購入していたら年利で、3%程度の利回りになってます。証券会社のおすすめとかは購入していません。すべて、自己判断です。
 ところが、金融市場関係者はそうではなく「市場動向」とかで流されているのでは。ですから、今回は「貸し倒れ」の危機感のみに振り回されているという感じしかしないです。ただ、CDSとの関わりで破綻したほうが良い債権者もいるというのが、混乱を増幅しているのでしょう。
 国債が一番安全のように思われていますが、国債はインフレでどれだけ踏み倒されてきたのか歴史が証明しています。株式は企業がインフレを乗り越えれば、インフレ率ぐらいの価値上昇はありますが。国債は国の破綻回避としてのインフレという手段に弱いですよ。
 ギリシャはユーロを通貨として使用しているので、「インフレ」という手段が使えないですね。ですから、問題が深刻になってきたのでしょう。それと、国家財政の粉飾もあったとか。そうなら、破綻しても仕方がないかな。
 寄り合い所帯という弱点があるのにユーロの拡大を急いだというところにもドタバタの原因がありそうですね。

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