2010年9月13日月曜日

名護市議会議員選挙、市長派が多数に

 9月12日におこなわれた沖縄県名護市の市議会議員選挙で市長派が多数を占めたということです。名護市はご存じの通り、「普天間基地移設問題」で移設先とされる辺野古地区を含んでいます。反市長派がすべて「移設受け入れ賛成」ではないと思います。また、その逆もあるかもしれませんが、可能性は低いでしょうね。
 今年1月におこなわれた市長選挙では、移設受け入れ反対派の稲嶺進氏が当選しましたね。ということは、常識的には市長・市議会とも「受け入れ反対」が基本的態度になったと思うのが普通ですね。
 ところで、この市長選ですが、民主党の鳩山・小沢コンビの党執行部が稲嶺進氏を支持していますね。これは、移設先とはしないと表明したのも同然だと思うのですが、皆さんどうでしょうか。その後に、鳩山元首相の迷走が大きくなっていくわけですね。自由民主党は名護市に受け入れて貰うために10数年かけているわけですね。それを、どこか他に数ヶ月で受け入れさせようとしたのが鳩山・小沢コンビですね。結局、出戻りですが、もう移設先には出来ないのではと思います。
 国全体としての国防意識があったのは、明治時代までかなと思いますね。その後は、陸軍、海軍とも勢力争いやその他で自軍の拡張とかには熱心でしたが、国全体について、永続性のある防衛については考えていた形跡がないのです。その伝統が、今回も遺憾なく発揮されたというべきですね。それで、移設反対派の市長を支持する議員が多数を占めることになったのではと思います。
 すると、11月の沖縄知事選では、県外または国外移設を声高に訴える有力候補があれば、当選確実かな。基本的には、、知事としては県外などの移設を求め続けることになると思います。これを機会に国全体としての防衛議論、基地の再配置の議論を政府が始めるべきですが、今の民主党にはこのような考えがないとみました。

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