2014年5月26日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No94

私が取り組んできてよかったこと『「焦らない」と「諦めない」』   私が取り組んできてよかったこと「麻痺した人特有の動作や姿勢にならないようにする」   私が取り組んできてよかったこと『動かせないときやその後の「筋肉を固めない、関節を錆び付かせない。」』 私が取り組んできてよかったこと『「感覚情報があっての筋肉運動」だからです。ですから、思ったことは「感覚が回復しない限り、本当の動作回復はない」というのと「感覚神経回復のためには動作や触れてもらうとかいろいろ刺激を受けるしかない」』    私が取り組んできてよかったこと『どのみちリハビリをするのでしたら「楽しんでリハビリをする』 私が取り組んできてよかったこと「心の持ち方」   私が取り組んできてよかったこと「感覚神経の復活でジタバタしない」  5月19日(月)、今回は「焦らない」と「諦めない」ね。脳卒中では感覚神経系、もしくは運動神経系のどちらか、あるいは両方に障害があって麻痺が出ます。出血や梗塞場所によっては自律神経系やその他大切な中枢での障害というのもあります。今日は視床出血の私が体験している感覚麻痺についてね。他の場合や複合的なのは判らないです。感覚麻痺だけね。まあ、視床出血では嗅覚の一部を除いて障害を受けるとね。でもね、運動神経や筋肉や関節などは無事ね。そこで、私の場合ですと、視覚や右側の感覚を頼りに幾分か動かせたのです。くどくど投稿していますが「感覚情報があっての動作」なのです。普通の時は皮膚感覚や筋肉の収縮具合の感覚が瞬時にフィードバックされる前提で動作していますが、途絶えましたので麻痺ね。ところが、どうも「動く→鍛えればより動く」と単純に思う人が多いみたいです。精密に動かせるためには感覚情報が必要なのですが、この意識なしにね。すぐに以前のように使いたいと張り切るみたいです。感覚情報があってのトレーニングであることを忘れ去っているのです。私の例ですと、感覚情報の戻りに応じて、細かいことや力の必要な動作の出来る範囲が増えています。感覚情報の戻りはゆっくりしています。焦っても早くならないのです。脳での神経のつなぎ替えという作業はゆっくりとしています。このつなぎ替えを促進させながら、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない」とかに気の長くなる取り組みをするのが初期のリハビリだと思うのです。焦ると、筋緊張亢進から拘縮とか関節の錆び付きとかが待っている感じだし、放置すると廃用症候群で拘縮ね。筋肉が突っ張るとか感じ始めたら要注意ね。発症したとき、先ほど書きましたように、筋力や筋肉の柔軟性や関節の可動域は発症前そのままあるのですが、使わないとかある時点からの過剰な取り組みとかがあると拘縮にいくようです。ですから、焦らず、諦めず、筋肉を柔らかくしておき、関節の動く範囲も確保しておくと感覚神経回復とともに生活動作への取り組みをはじめることが出来ると思うのです。「ともかく動かせるようにする」次に「動かせる状況を維持する」次に「つなぎ替えで新しく働き始めた神経細胞の訓練をする」次に「生活動作などの本格的リハビリをおこなう」という順だと思っています。リハビリ病院では「とりあえず動かせるようにする」という段階で退院になる場合も多いので、新入りの訓練などで逆戻りにみたいな感じになると考えますが、前進していると思っています。昨日投稿の車いすちょこちょこ歩行は普通の杖歩行で1日10000歩以上とかになっても退院まで続けました。  5月20日(火)、今回は「麻痺した人特有の動作や姿勢にならないようにする」ということね。初期段階から注意する必要があります。腕とかは「屈筋(L字型に曲げる方)」が「伸筋(真っ直ぐ伸ばす方)」より強いのです。筋肉は自動的に収縮する方向なので力の強い方が勝ちます。大抵、力を込める動作の時にどちらが優勢かを考えれば推測はつくと思います。足は「伸筋」の勝利ね。膝とかを伸ばしたまま歩いてみてください。悲惨ですよ。だから、腕などは意識して「伸ばす」動作をして屈筋に負けないようにね。足などは曲げる動作を多くして伸筋に負けないようにしました。歩行で回し足出しになると速く歩けなくなりますよ。疲れやすそうだし。一端特有の姿勢動作になってしまうと修正には大変な労力が必要になると考えています。足の方については車いすちょこちょこ歩行が非常に有効ではないかと、体験から考えるのです。腕は動作で伸ばすほかないでしょう。特有の姿勢とかなると拘縮も起こりやすいようです。経験がないもので判らないです。ここ4回の投稿すべて「すぐに生活動作が出来る」とかいうものではありませんが、こんなことでもリハビリ病院で「当初完全左半身麻痺なのに奇跡的回復」と言われたのです。退院時は杖歩行でね。車いすちょこちょこ歩行は負担感がないというか少ないのに「動作が出来る」という利点がありました。  5月21日(水)、今回は動かせないときやその後の「筋肉を固めない、関節を錆び付かせない。」ね。発症して、ベッド転落騒ぎを起こして場所替えがあってからのことになります。腕は健常側でちょろちょろと短時間ですが動かしてみていたと思いますが、その重たいこと、重たいこと、腕がこれほど重たいとはという感じね。車いすに座りはじめると、当座はぶら下げるということね。すると看護師さんが飛んできて「手は車いすの座席側ね」としまい込まれました。リハビリが始まってしばらくしたとき、OTさんが「指とかが伸ばせたら掴めるよ」と言われたので、「伸ばすための自主トレ」をぼちぼちの時間しました。麻痺すると勝手に屈曲しますからね。麻痺した人の特有の姿勢かな。屈筋勝利ね。で、「伸ばす、伸ばす、伸ばす、伸ばす」にかかり切りね。最初の頃、腕を伸ばそうと動作をしてみると、「全身の筋肉が収縮している」感じがしたのです。脳が慌てふためいていたのです。よく疲れて、夜は「快眠」状態になりました。リハビリの時にもらった紙の筒を重量挙げみたいに両手で持って動作とかね。「手をじっと見る」で動かせはじめた指はグッパ基本ね。手首の記憶はあまりないのですが重量挙げとかが役だったのでは。基本は「筋肉を固めない、関節を錆び付かせない。」ね。足の方は当初はどうしようもなかったです。腕より重たいし、起き上がれないから手では面倒がみられないしね。結局は車いす頼みね。そして、動かすだけの動作ね。「猫踏んじゃった」にあわせてとか。トイレで、看護師さんがいないときに少し体重を掛けてみるとかね。まあ、しっかり手摺りにかじりついてですけどね。この足も使うのだと脳にシグナルを送る程度ですよ。スクワットなんてできっこないし。一度だけ、看護師さんと身障者用トイレで、急に麻痺足の状態がおかしくなって床に落ちたことがありました。手摺りとかのあるトイレですが、看護師さんの介助があっても、立ち上がりには時間が掛かりました。この2ヶ月半ぐらい後には、一人で床から立ち上がれるようになったのですが、筋トレとかはしていないよ。正座からの立ち上がりはもう少し後ね。生活動作を出来るようにと頑張った方からみると「なにやってんだよ」かもね。それでも、「奇跡的回復」ね。くれぐれもすぐに役立つとは思わないでね。このカテゴリーの投稿を読み返してね。動作しないと固まりますよ、錆び付きますよ。頃合いが難しいね。  5月22日(木)、今回は感覚についてね。そうね、私の場合は右脳視床出血だけね。この出血で感覚神経中継に障害が出て、左半身感覚麻痺とともに運動麻痺にもね。感覚麻痺の方は感覚神経障害だから当然ですが、どうして運動麻痺になったのでしょうか。それは「感覚情報があっての筋肉運動」だからです。ですから、思ったことは「感覚が回復しない限り、本当の動作回復はない」というのと「感覚神経回復のためには動作や触れてもらうとかいろいろ刺激を受けるしかない」というのと「脳でのつなぎ替えを促進するようなこと」ですかな。拘縮とかで固まってしまうと動作が出来ないですよね、遅れることにね。拘縮とかで自分でいろいろしてみようという意欲も減退すれば遅れることにね。軸索伸長因子とかも動作が出来ないと出ないのでは。樹状突起もね。樹状突起や軸索は細胞膜で出来ています。細胞膜の主成分は脂質で、その中には人では作れないω3系とかω6系とかいわれる不飽和脂肪酸が絶対必要です。飽和脂肪酸は肝臓で作り放題ですから、病院の脂質制限食でもよいですが、必須脂肪酸については足りていたのか疑問に思っています。ですから、入院中にサプリメントを購入しました。大量にはいらないですよ。感覚と動作の関係ですが、「目隠しをして歩けますか」、「目隠し状態でぬるぬるした物体を平気で掴めますか」とかが一例ね。豆腐をお箸で掴むとき、筋調節はどうしていますか。普通は無意識ですよね。筋肉の収縮具合の情報を受けて出力を自動的に調節しているのです。このタイプの調節も出来ないのが私の感覚麻痺です。生活動作なんて出来ませんよ。徐々に戻ってきた分についてちょっとずつ出来ることが増えるのですが、ここで問題が。出血で失われた神経細胞とは違う神経細胞が使われることにね。そうド素人ね。トレーニングがある程度進むまでは興奮しすぎたり、抑制しすぎたいの繰り返しね。これが、「足が暴れる」とか「貧乏揺すり」とかの原因と考えています。「左半身真冬」とかは温覚、冷覚の中継神経細胞の程度のずれね。痛覚もありますよ。視床痛とは異次元ね。感覚神経系が発症前と同等程度の働きまで回復してからがリハビリ本番と思って、それまでは「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」でぼちぼちの動作が出来るようにはしていますが、無理はしていないです。こんな考え方、取り組みでリハビリ病院では「奇跡的回復」ね。でもね、どの程度までの動作とかがよいかは各自でね。「固めない」ですよ。  5月23日(金)、今回は「リハビリは楽しく」ね。どのみちリハビリをするのでしたら「楽しんでリハビリをする。」ね。ですから、リハビリ病院については医師がいないのなら、ちと問題のある管理栄養士とかがいないのならもう一度入院してもよいかなとね。この管理栄養士には「味噌汁を厨房でお湯で薄めてくれ」といっても意味が理解出来なかったようなのです。片麻痺の患者がお湯を持ってうろうろ出来るとでも思っていたようなのです。もっと、現場をみなさい。「不味い」というのは大抵は「薄味不満」ですから、利き味をさせればよいのにね。どちらの病院でもリハビリは楽しかったです。一番の理由は「回復していく」のが判るからね。最悪状態からみれば「回復」だよ。一気によくならないのが当たり前というのも判っていたので、「楽しく」ね。リハビリ病院ですと、STは初日から笑い転げていました。リハビリをしていて他の部屋からは笑い声が聞こえないのです。私の時だけね。OTは4月になって新採用の療法士の方が先輩についてた時、この先輩が代休の時の代わりに新採の方でよいですかと、その時だけの交代票を渡すので「この票ないほうがよいです」と言ったりしたら替わってもらえました。男性から女性にね。よりリハビリが快適楽しくなりました。PTは頑強に交代は拒否され男性のまま。その代わり、代休の時などではだれだれさんがよいとかを退院まで言い続けることに。根に持つことなく楽しく言い続けることができました。「だれだれさんがよい」とかいうと「指名料は高いよ」とかね。全員リハビリの技はよかったです。リハビリ時間中の会話も楽しく出来ました。そうそう、筋肉を固めないですけど、筋肉のツッパリ感も含めて考えています。やっぱり、これも動作に支障があるものね。ツッパリ感が少しでもあれば解消に努めています。  5月24日(土)、今回は「心の持ち方」ね。昨日の「リハビリは楽しく」も心の持ち方ですが、もっと幅広くかな。私の場合ですと、病院到着時意識不明で、三途の川の渡し舟から川に転落したみたいです。ベッドからの転落時にね。左半身完全麻痺で意識朦朧では泳げないために溺れ生きね。だから、私の最悪はこの時ね。生きている限りにおいてはこのときよりよいということね。変に流れに逆らっても無駄とね。なら、流れに流されながらより良く生きていけばよいとね。「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」ですと、すぐの効果は期待出来ないですが、悪い方向には行かないですよ。上半身直立も介助してもらって車いすですよね。でも、意識がよりはっきりするというおまけですかな。とりあえずはこの程度でもね。感覚麻痺は感覚が戻るまでは真の回復はないし、脳でのつなぎ替えは時間が掛かるし、焦っても無駄ね。ただ、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」だけね。そこにリハビリが始まったので「楽しく載せてもらった。」ね。それで、リハビリ病院で「奇跡的回復」と言われるほどにね。救急病院での三途の川から戻ってきた直後の医師の予言は「一生車いす」ね。こんなのが装具もなしに歩き回っているのです。何年かかるか判らないですが「復活するぞ」とは脳出血を感じ、麻痺を感じた時からは思っていました。「何年かかるかはわからないけれど」ね。すると、以外や以外、奇跡的回復と言われるような早さになってしまいました。症状によっては本当に「何年かかるかわからない。」と思います。ところが、取り組みによっては私より軽症とおぼしき人が逆に足首を動かなくしたりしているようです。元々は動いていたのですが、リハビリの取り組みが悪くて固めたということね。心の持ち方がまずいと不都合の方にいきやすいのがリハビリみたいです。いくつか条件はありますが、私みたいな症例ですと「復活」の可能性は非常に高いと。リハビリ病院入院中に復活の目処がみえる可能性がね。  5月25日(日)、これでこのシリーズの最終回となればよいのですが、どうなることか。繰り返しみたいですが「感覚神経の復活でジタバタしない」かな。脳出血で神経細胞が相当数お亡くなりになったので左半身完全麻痺ね。動かす方は運動神経無事、筋肉無事とかで動くことは動くのですが、動くというだけね。感覚神経が復活するか、代わりの感覚情報を脳に送れたらよりよい動作が出来ることになるのですが、感覚神経復活に勝るものはないでしょうね。この復活がくせ者なのです。というのは、「神経細胞のつなぎ替え」で起こることになるのですが、ベテランの神経細胞は脳出血でお亡くなりになっているので、その役割の部分を脳の別のところの神経細胞が担うことにね。お亡くなりになった神経細胞の働きを「学習」して、練習して出来るようになるはずのずぶの素人なのです。刺激に対して興奮しすぎたり、鈍感すぎたりを繰り返しながら学習していきます。幼児のトレーニングと同じね。これで、騒いでいたら身が持たないですから、ぼちぼちね。ただ、幼児は脳も筋肉も同時に発育ですが、我々は筋肉は出来上がっています。油断をすると「麻痺した人特有の動作」や「麻痺した人特有の姿勢保持の筋収縮」とかを学習してしまう危険性が高いですよ。実際私でも歩行の時に油断をすると回し足出しに近いようになっているときがあります。こういうのは見つけ次第修正ね。そうでないと拘縮の元になるのではと思っています。ところが、皮膚感覚とかは「なるようになる」でしかと思いたくもなっています。冷覚は健常側より強い、温覚も強い、痛覚も、触覚もという感じなのです。「慣れ」しかないのかもしれないですね。これらも新入りの学習ですかな。一発で元と同じような感じになる方は非常に運のよい方と思います。

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