2018年12月16日日曜日

日本の犯罪者更生への道で根本的欠陥

 神戸の少年A(「さかきばらせいと」と名乗っていましたよね)が出所後に被害者家族の反対を押し切って手記を出版しましたね。これって、本質的に反省ができていなかったことになると思いました。  出所後の再犯率が高いのには、受け入れ体勢や世間の意識等の問題もあるのですが・・。元マラソン選手の万引き再犯とかもですよね。東名高速のあおり運転による犯人も今の日本の犯罪矯正システムでは少年Aと同じようになってしまいそうに思うのです。  永山則夫でしたか、自力で自己分析ができて真の意味で反省ができた死刑囚だったと感じています。その後、永山則夫みたいに更生できた人が少ないというのは刑務所の更生システムに問題があっても、改善の人員や予算をつけずに効率性のみを追求してきて、結局、回り回って収容人員超過、更生率の低下などで高くついていますよね。  単に反省文を書かせたりしているみたいだからかな。  成人ではないですが、非行少年の更生に尽力されていた谷昌恒氏の「ひとむれ」という本を読んで感じたことは非行少年の多くは「認められる」(親とかで、ヤクザの親分とかではないですよ)と「他の人に役に立っている」(扱き使われてとかとは全く違いますよ。)とかを感じることがなかったか少なかったのではということです。これらは反省文を書くだけでは得られないですよね。  また、少年Aは生育期に愛情に飢えていたというのもあるみたいことをある書物で読みました。この場合は「親の愛」のようですが・・。アル中も親の愛の問題があるのですよね。  「愛する」というのはどうも学習でできるようになるのだと思い出すようになってきました。私も下手です。どのくらいの人が満ち足りた愛の中で成長しているのかは解らないです。結構、ブラック企業やブラック部活や議員の言動や体罰教師やセクハラ官僚や冤罪を気にしない面々とかが多い日本ですから、少ないのでしょうね。  ですから、多くの受刑者にとって刑務所が単に年期を終える場所になってしまったのと世間の偏見とかですよね。思い込みで判断している方がいろいろ観察して考えて判断するより楽ですからね。 この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。

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