2011年7月12日火曜日

福島県、全肉牛検査へ

 2011年7月12日の報道によると福島県が全肉牛検査検査をおこなうということを決めたというのです。これは、「福島県南相馬市の農家から出荷された肉牛から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された」ということからですね。
 ところで、東京電力は賠償責任を認めながら、歩みが遅いですね。他の県での農産物出荷規制とかに係わる賠償の話も遅いですよ。茨城県などの漁業の方も。避難住民の方の生活保障も「ケチ」という印象ですかないです。
 このような状態ですと、避難指示区域などでない場合、「補償」についての猜疑心から、兎に角「売ってしまおう」という意識を持ってしまった農家が出てきて当然でしょうね。その際の飼料等についても「補償は」と思うと屋外に置いていた藁を使用したくなるのでは。雨によって・・・とか思ったのでは。
 このような感情をなくすのは、より被害住民の立場に立った「賠償」の仕組みを作る必要があるのに、東京電力、政府ともどもまだまだのようですね。政府の方はこの期に及んで「具体策なし」でストレステストを言い出す始末です。EUはストレステストを津波も考えたものに変えたのを作ったみたいですが、日本はこれだけの行政機構がありながら、考えてなかったというお粗末のようですね。「民主党型政治主導」の弊害かな。

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