2014年6月2日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No95

「私が取り組んできてよかったこと」を投稿してきた理由   「麻痺した人特有の動作や姿勢にならないようにする」ということでコメントがあったので   「リハビリでの取り組みで筋肉を固めてしまう状況にしてしまう時の意識」   『再び「動かなくなるのが怖いから」』ということの「再び動かなくなる」ことの私が考える原因は大きく分けると2種類   リハビリで私が努力したこと  味覚も回復中をはっきりと確認   So-netブログのアクセス解析をみていたら  5月26日(月)、昨日までの9回「私が取り組んできてよかったこと」で投稿しましたが、リハビリ病院入院中とかは別段思わなかったのですが、退院後調べてみたり、他の方の投稿とかを読ませていただいたりしていましたら、なにか「治るものを悪化させている」みたいな感じに一生懸命取り組んでいる方も多いと思うようになってしまったのです。まあ、諦めの境地で何もしないというのも含まれますが、今は早期のリハビリで回復の可能性を信じる方は以前より多いと思うのですが、問題はその取り組み方ね。リハビリ病院で同室だった方は足首の可動域を狭くしてしまったようなのです。「・・で動くようにしてもらったからええぞ」と言われましたが、それを聞いたとき、「あんた、筋トレみたいなことして固めたのでしょ」(元々は動いていたのです)と思いましたが、言わなかったです。ブログ村の脳卒中カテゴリーのバナー広告にグラクソ・スミスクライン社のがありますね。「脳卒中の後遺症」で「手足のつっぱり(痙縮)」についてね。筋肉とその運動神経、感覚神経の不全状態で起こると思いますが、このことについての意識が全くない方が多いように思ったのです。同室者もね。リハビリ中、医師とこのタイプの話は全くなしね。セラピストさんとは阿吽の呼吸でできましたから、特になしね。同じような「なし」でも中身には雲泥の差がありました。なぜ、バナー広告がトップにあるのかというと需要が多いのでしょうね。脳科学や筋肉の科学など専門書(大学院レベルを含む)でも調べたことがあったので、当初から固めることなく出来ていますが、知らない方は「放置」か「しすぎ」の両極端のどちらかになっていると思ったからです。バナー広告にあるようなことから、「スムースに動かせる」というのと「可動域がある」というのを維持していたら、グラクソ・スミスクライン社にはわるいですが、結構順調にリハビリが進むのではと思います。  5月27日(火)、「麻痺した人特有の動作や姿勢にならないようにする」ということでコメントがあったのです。この「麻痺した人特有の動作や姿勢」の要因は、上半身では大抵屈筋の方が強く、下半身では大抵伸筋の方が強いので、筋収縮をコントロールできない脳卒中では腕ですと「くの字型」とか、手は「にぎにぎ型」とになってしまいます。足は「伸びきり」ね。私も特有の姿勢や動作になりかけました。それを放置すると「痙縮」にかな。さらには「拘縮」とかにかな。ですから、ならないように努力したわけです。腕ですと、手首を足に挟んで伸ばしたり、手のひらは最低、日に1回は甲の方に無理矢理そらす動作とかもね。肘もだよ。生活動作には直接役立たないですけどね。足は股関節・膝・足首の関節は曲げ、歩行時には真っ直ぐ出すようにしてね。今も意識して動作しています。そして、筋肉を固めないようにね。筋肉は一定の状態に放置すると固まる傾向があります。だから、屈伸させるのです。そして、関節も動かさないと固着していきます。これに対する医薬品はなかったかな。それと「履歴現象」というのも起こりうるわけです。腕が肩より上に上げられないとかの原因には履歴現象もあると思うのです。ですから、拘縮とかになって「麻痺した人特有の動作、麻痺した人特有の姿勢」とかになるのではなく、「麻痺した人特有の動作、麻痺した人特有の姿勢」のままで「放置」すると、筋肉とかの性質上自動的にその状態で拘縮に突き進むという現象が起こると考えています。ラジオ体操とかを出来るかどうかというのは「筋肉や関節の可動域」の確認にということなのです。例えば、第一体操の最初の背伸びの運動は楽にできます。腕がイメージ通り真上に差し上げることが出来るからです。五十肩の方は脳卒中でなくても出来ない動作ですね。腕がくの字型の方も無理かな。次の手足の屈伸で膝関節が伸びきりの方は出来ないでしょうね。発症時から意識して特有の動作・姿勢にならないようにする必要があると考えています。左半身完全麻痺だった者の考えです。ところで、「可動域」と「稼働域」、リハビリでは「可動域」のほうがよいような気がします。  5月28日(水)、最近、判ったことに「リハビリでの取り組みで筋肉を固めてしまう状況にしてしまう時の意識」の一つね。これはブログ村の脳卒中カテゴリーの「脳卒中後の自分と向き合う小さなヒント」さんの投稿「自主トレをする上で」にあった障害を受けた方の言葉にヒントがありました。「動かなくなるのが怖いから、とにかく力ずくでも動かして動いている感覚を身体に覚えさせようとしているんだ。」という言葉です。視床出血で左半身完全麻痺になった私には考えつかなかった言葉です。考えなくて「奇跡的回復」ね。感覚神経が回復するまでは不可能な「とにかく力ずくでも動かして動いている感覚を身体に覚えさせようとしている」ということにとりつかれているようなのです。他の感覚で代用出来る部分もありますが、最終的には筋収縮の度合いを感覚中枢に連絡してこそ、覚えられるわけですが、脳卒中でその経路のどこかに不都合が生じているのですのにね。私の場合は視床ね。視床をパスした接続が出来るまでは感覚を覚えられるわけはないとね。接続が出来るまでは「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」優先ですがな。それで、筋肉のツッパリ感などはほとんどないし、もしツッパリ感などが感じられたら、これ解消に努めています。スムースに動かせての動作ですからね。私の同室者もこの間違った考えを持っていたのでしょうか。それと、過剰なリハビリは筋緊張亢進に、そして、過剰な攣縮、そして、拘縮かな。その一例を見つけたという思いもありました。まあ、私の麻痺側の筋収縮の実感なんて、相当感知出来はじめているようですが、未だにはっきりとはないです。このような感覚を無理してでも感じたい方が多いのかも。発症当初、力ずくで動かしていた私、どう力ずくかというと「健常側の筋肉を使っての屈伸」などです。麻痺側では力を込めるとかいうのは逃げまくってきたかも。麻痺腕で1kgのダンベルを持ち上げたらゴツンと頭と仲良くさせたので、即、中止とか。その後も、筋肉が受け付けそうにないから中止とか、中止だらけです。筋肉を固めてしまう方が恐ろしいことだと考えていたからです。どうも、リハビリへの価値観の違いが「奇跡的回復」と「ボトックスへの道」とに分かれていったと思います。感覚麻痺では力ずくでとか無茶に回数を多くとか多数回の緊張度の高い生活動作とかを筋肉に動作させることはボトックスへいくことになると思っています。感覚なんてすぐには戻らないよ。  5月29日(木)、昨日、投稿した「動かなくなるのが怖いから、とにかく力ずくでも動かして動いている感覚を身体に覚えさせようとしている」とかとでリハビリに励んで逆効果になっている患者さんが多いようです。『再び「動かなくなるのが怖いから」』ということですけど、私の考える原因は大きく分けると2種類かな。一つが脳卒中再発ね。これについては「連打」(同一箇所複数回)とか「往復パンチ」(左右両方ね)とか、あるいは全く別箇所のこともね。脳卒中再発の次は筋肉の問題ね。脳卒中になっても動かせるようには大抵なりますね。どうも、それを拘縮させてしまうというのが問題だと思うのです。リハビリといいながら過剰におこなったり、何もしていないのと同じような事で筋肉をコンクリート漬けにしている感じね。脳卒中でも発症当初において筋肉にツッパリ感なんてないですよ。動かないのは筋肉の問題ではなく、神経の問題だよ。運動神経感覚神経などがちゃんと働いて筋肉は収縮出来るのだよ。それを感覚情報なしとかで無理矢理筋トレをするから、ツッパリ感、そして、拘縮にいくのだよ。ぼちぼちほどほどで筋肉ゆるゆる程度でリハビリをしておけば、感覚神経回復とともに力強くなりますよ。私の経験ね。ゆるゆる状態にするには適度に力を込めずに伸筋と屈筋を交互に収縮させる必要があります。片方だけはだめだよ。筋肉の相方を伸ばすためだよ。必ず筋肉を緩めてやってください。リハビリでまずはマッサージの理由ね。クドクドはこれぐらいで。大抵はご存じと思いますが、「ボトックス」とは「筋肉を緊張させている神経の働きを抑える、ボツリヌストキシンという薬を注射」のことだよ。  5月30日(金)、リハビリで私が努力したことは「筋肉を固めない。ついでに関節を錆び付かせない。」と「麻痺した人特有の姿勢や動作にならない。」ですかな。健常側を使っての曲げ伸ばしや足腰の屈伸に日中長時間車いすに座る(曲げるで、ベッドが伸ばす。)とかね。PTでの歩行リハビリ時間ははっきりいって「受け身」的ね。ただ、説明されている意味は理解出来ていました。それで、車いすで両足使ってのチョコチョコ歩きね。これは、いわれてからだよ。このチョコチョコで病棟うろうろね。うろうろしている患者さんは少なかった感じ。踵つけもいわれてからね。後で考えると車いすに奥深く座ると股関節は直角かな。チョコチョコすると膝関節も直角を中心に動かしてますよね。足首固定ではチョコチョコ出来ないですから、足首柔軟ね。それと、座っているので筋力はそう使わなくてもよかった。杖歩行も病棟では付き添いありで、その後、単独歩行の許可が出てからね、うろうろは。闇はないです。チョコチョコは装具なしでもよいから楽ね。階段昇降に1日10000歩程度になっても退院まで車いすチョコチョコ歩行は続けました。膝関節を伸ばしたまま歩行するとどのような事態になるか、真っ直ぐには前に出ないし、体重を麻痺足に載せた時健常側が浮いてしまうかも。この私でも、股関節、膝関節、足首の関節とかが適切に使えても、回し足出しになりそうになって、修正に努力を重ねました。骨の問題ではないですよ。階段も許可が出てからね。階段昇降を始めてから1ヶ月ほどはPTさんに毎日チェックしてもらっていました。階段昇降は左右交互の健常者タイプだよ。OTの方は「手の指などは麻痺すると勝手に曲がるので伸ばせたら掴めるよ。」といわれて、「伸ばす、伸ばす、伸ばす・・・」の伸ばす特訓ね。手首を太ももで挟んで背筋を使って、腕を伸ばす。健常側を使って手首や肘を反り返らせる。このとき指もかな。等々の努力ね。指ではグッパはしょっちゅうね。広げる方に意識を集中、グーの方は勝手に出来るもん。リハビリ病院退院前の動作チェックテストも優秀な動作でした。皆さんの考えている生活動作には直接関係ないかも。それでも、リハビリ病院では発症時で左半身完全麻痺の状態からみたら、「奇跡的な短期間での回復」とまでいわれたのです。救急病院での医師の予言は「一生車いす」ね。適切にリハビリをおこなえば、筋肉は動かせ続けますよ。関節も錆び付かないし、履歴現象も回避できますよ。  5月31日(土)、味覚の戻りね。発症の時に味覚についてはどのようだったの感じとかがなかったのですけど、最近右側との味覚違いでバレバレに、そう味覚喪失でした。左と右とで味が違うのです。左側で味を感じなければ、仕切りの出来ない口の中なので右側が代表して一件落着ね。でも、違ってくれば、私でも判りますよ。お尻の感覚は1年ぐらい前からかな、徐々にね。誰にも指摘されたことはないですよ。常に全身での感覚の戻りについてはピリピリね。でも、関節のこともありますからね。注意はすべてに行き渡らないことかな。味覚が鋭敏な方に比べたら鈍感かもね。薄味派なので濃いめの食事でないとわかりにくいかも。左手の痛覚が最近鋭敏にね。今も左半身真冬ね。瞼とかの感覚もそこの筋肉も大分マシになってきました。瞼の筋肉のトレーニングってほとんどないよ。瞬き程度ね、それでも、ハードコンタクトレンズを所定の場所に保持する能力はアップしています。レンズの場所の感度アップとともにズレに対応する力が出てきていますので、半年以上ずれたとき戻すという妻のお助けなしで装着出来ています。この感覚神経復活も筋肉ゆるゆるとかで、動作ができ、いろいろ触れることができたり、感じることができたりできることが大きいですよ。特に筋肉の収縮具合ね。お風呂で両足をちょっと浮かして(空中にね)、目を閉じて左右の足の親指とかを接触させてみています。腕での指あわせの足タイプね。その時、左足の曲げ具合や持ち上げ具合を変化させてみて、右がどこまで追従出来るかをね。リハビリ病院ではPTでリハビリ用の台ね、そこに仰向けに寝て麻痺足をセラピストさんが曲げて膝立てして、健常側で当ててみるというものね。いまなら、同じ程度の膝立ができそうな感じがしました。大抵、指が少しのズレ程度で会ってましたからね。股関節、膝関節、足首の関節を自由にコントロールする必要がありますから、ぶんまわし歩行の方にはできないことね。  6月1日(日)、So-netブログ「闘病記(視床出血) 左半身完全麻痺からの復活」のアクセス解析をみていたら、「視床出血で感覚が麻痺しただけ、ほかは異常なしだった」というタイトルで、昨年9月30日に投稿したページへのアクセスが増えていたのです。カテゴリーは「発症時の様子とリハビリへの取り組み」ね。視床出血では基本的に視床(周りへの影響は知らないよ)がダメージを受けて感覚神経がほぼ全面的にダウンですが、他は関係ないと思います。出血量で判らないけどね。多けりゃ死ぬしね。10mlで半数お亡くなりで20mlもでたら、全員お亡くなりになるのが普通みたいです。普通は感覚神経系の麻痺ですね。運動神経・筋肉・関節などは関係ない出血です。医師の説明は聞いてない。医師の間では常識だから忘れたのかも。動かせないのは感覚情報が脳に届かないからです。アイマスクして歩けますか。得体の知れない物をアイマスクをして平気で掴めますか。ぬるぬるしているような得体の知れない物では見ていても腰が引けますね。動作には感覚情報というのが非常に大切なのです。ともかく、健常側で麻痺腕を持ち上げたりとか、屈伸させてみたりとかで筋肉と関節を動かせるような状態に保っておこうとしたのが発症当初の私の行動ね。筋肉は放置すれば固まると考えていたので、屈伸程度は最低限させておきたいとね。いろいろあって、リハビリが始まってしばらくしてから、病室で手をじっと見ながら、健常側の補助がどの程度だったかは覚えていないですが、見つめながら動かしてみたら動き始めました。数日後には補助なしで特定の指の曲げ伸ばしもできるようにね。でも、「見つめながら」ですよ。感覚情報の主力を視覚情報に置き換えることに成功したようです。筋収縮の感覚情報が全くない頃でしたからね。当然、皮膚感覚もなしね。その後は、グッパね。物を掴んでみるのはリハビリの時と短時間ね。物を掴むのは緊張しますね。腕伸ばしとか、紙パイプの重量挙げスタイルリハビリとかね。これのおかげかな、救急病院のセラピストさんに車いすを押してもらっているときに「腕を上げてみて」といわれたので、真上にあげたら、もう少しでアッパーカットを成功させていたようなです。くどくどと書きますが、救急車で病院到着時意識なしね。視床出血で左半身完全麻痺状態になったのですよ。お忘れなく。脳梗塞にしろ脳出血にしろ、どの部位でどの程度ダメージを受けたかで症状は異なりますが、脳卒中だけですと、筋肉や関節は異常なしだよ。後の取り組みでこの2つ(筋肉と関節)は変わってきます。回復状況も進み方は症状によって異なることになる場合がほとんどかも。お忘れなく。

0 件のコメント: