2014年6月9日月曜日

闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No96

興奮系ニューロンと抑制系ニューロン   「家庭に戻るリハビリ」と「社会復帰のリハビリ」の違いってあるのだろうか  関節の可動域   リハビリでの運動量や運動強度の適量  「腕が暴れる」と「足が暴れる」   リハビリでの回復の道筋の価値観   脳での神経細胞はつなぎ替えでどのように役割変更を決定しているのでしょうね  6月2日(月)、興奮系ニューロンと抑制系ニューロンですね。筋肉にとっては筋収縮を命令する運動神経は興奮系でしょうね。まあ、興奮するから筋収縮が起こるのです。この興奮を静めるのが筋肉の収縮具合を脳に戻す筋紡錘や皮膚感覚などからの感覚情報でしょうね。そう、感覚神経が抑制ね。ところで、我々みたいな感覚麻痺では筋紡錘や皮膚などからの情報もなくなってしまいます。何らかの方法で動かしはじめてもブレーキ役の情報がないのです。で、興奮系の運動神経の興奮を抑えることができなくなり、興奮の亢進状態、筋緊張亢進にね。むりやり緩めてやるほかないでしょうね。これを怠ると緊張亢進のままに、で、拘縮にですかな。ですから、興奮系神経の運動神経の情報遮断にボツリヌス菌の出す毒素を使った方法があるのです。ボトックスね。ニューロンには興奮系と抑制系があってバランスよく働いているとね。脳卒中ではこのどちらかがより多くのダメージを受けるはずですよね。筋肉などの作動器官ですと、運動神経系が興奮かな。感覚神経系が抑制かな。感覚麻痺というのは抑制系がなくなることかな。で、一度過興奮状態にしてしまうと抑制されないのかな。だから、治療法は興奮系の遮断ばかりみたいね。ボトックスとか神経遮断とかね。グラクソ・スミスクライン社の「筋肉のつっぱりでお困り・・・」であって、「筋肉が収縮と弛緩ができるのでお困り・・」ではないですね。「つっぱり」を感じたら要注意ね。筋緊張亢進をさせないようにね。抑制系ニューロンが働いていない時期ほど慎重にリハビリを。「ツッパリ感」でコメントをいただきました。だれか、感覚神経OKで運動神経NGの方、教えてください。前々から書いているように私は感覚麻痺ですので、体験していないのです。理論上は感覚麻痺より出にくいかなと思ったりしますが、経験者の方、教えてください。感覚麻痺ですと、運動神経亢進状態になりやすいので、これと併せて感じているのではと思っています。感じたら解消に努めています。運動神経亢進の解消かな。肩こりとかも緊張亢進状態かな。健常者でもよくない筋緊張亢進ね。  6月3日(火)、ブログ村脳卒中カテゴリーのある方の投稿を読んでいて、リハビリ病院にもいろいろあるなと思いました。「家庭に戻るリハビリ」と「社会復帰のリハビリ」の違いってあるのだろうかとね。私など退院後は「サンデー毎日」といっていましたから、俗にいう社会復帰ではないかも。でも、PTは発症後4ヶ月にして病院の1階から5階まで健常者タイプの階段昇降ができ、歩く方も測定は退院前ですが、6分で420mね。小走りも教えてもらいました。クドクドで発症時の状態はしょっちゅう投稿しているので、他ので見てね。腕や手はまあまあ、使えるとこまでね。「まあまあ」ってどの程度は突っ込まないでください。発症前キーボード右手1本指打法が基本でしたのでたいしたことはないと思いますが、風呂とかは介助なしでにまで回復しました。今日のこれも1本指打法ね。変な闇トレはしていないですが、「回復が早い」と、より高度なリハビリをしてくれたのでしょう。小走りも階段もセラピストさんの方から言いだしです。階段練習を本式に始めてからは「階段、階段」とうるさくいいましたが。小走りとかは今の時期なので晴れの日には紫外線でお肌に悪いとかぶちぶち言っていました。結局は回復具合をどう見ているのかというのが大きいのでは。病棟では車いす両足チョコチョコ歩行で「暴走族」扱いされたし、コンタクトレンズ装着ではよく騒動を起こしてたりね。だから、担当者が変わると違ってみてくれることにもね。まあ、年寄りのセラピストさんはどちらかというと「大事を取って」かな。私はセラピストさんがみんな若かったからね。イケメンとギャル。特にOTはね。それとリハビリ病院では当初に「目標」を聞かれたはずだよ。PTでの私の表の目標が「散歩ができる」ね。裏が「近所のショッピングセンターまで歩いて往復して、そこの百貨店の階段を4リットルの水を担ぎながら登るというのと花子とのドッグラン。」ね。都市部に出たときの歩行速度は「お家に帰るリハビリ」でしたが周りに負けていないですよ。花子の散歩の時はもっと速くなることもね、走り出す直前の速度の時もね。OTでは表が「自力でコンタクトレンズが装着出来る」で、裏が「麻痺した左手で、右手と同様にハードコンタクトレンズの洗浄とかの取り扱いができる」ね。これなんぞ、感覚完全復活が必要だぞ。STは表はなんだっけ、忘れた。裏が「発症前より美声に」です。ひょっとしたら、これが表だったりして。すべて目標には到達していません、裏の方ね。  6月4日(水)、日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会が制定(平成7年4月改訂)した関節の可動域を見つけました。やってみたら大体可動しました。麻痺側もね。ラジオ体操みたいなのがほぼできることの必要条件かな。まあ、後は感覚神経をいかに早く戻すかですかな。ぼちぼち動作ができていて、普通の人ぐらいの作業パターンの動作がある程度できるのなら、筋力は感覚神経回復待ちでもいかなと思っています。筋緊張亢進の方が恐ろしいですよ。筋肉につっぱりがあると動作範囲が狭くなりますよね。関節も使わない部分の動きが悪くなり、遂にはその部分へは動かなくなると考えています。どのような動きをするにしても、可動域の確保というのが必要条件かな。筋力があっても、その筋力発揮範囲が限定的ですと実際は何もできないことになりますね。あるいは特定の動作だけだったりします。昔のロボットね。今のロボットは、ほんまにいろいろできますが、センサーによって外部環境をコンピューターに取り込めるからです。センサーがよくなってロボットの可動域も拡大したと考えています。感覚神経が回復するとともにいろいろな動作ができるように関節の可動域を確保しておきます。  6月5日(木)、リハビリでの運動量や運動強度の適量ね。放置同然や過剰はよくないですね。これは、健常者でもね。例えば、「食べ過ぎ」と「拒食」ね。リハビリでの適量は「過剰にならない量と強度」でしょうか。これで、見分けられるほかないのでは。筋肉に硬直やツッパリ感などがあって、動きに支障が出るようでしたら「過剰」でしょうね。ですから、量と強度は各自自分で見分けるしかないのではと考えます。リハビリ病院入院中などでしたら、筋肉の状態を毎日見てもらえるので過剰は少ないかも。通いや訪問でしたら、筋肉の状態を確認してもらって過剰にならないように自分で調節するしかないのでは。不足も過剰もよくないということを心にとめておきましょう。筋トレになるような動作は慎重にね。「筋肉を固めない」と「関節を錆び付かせない」ね。日中、起き上がってぼちぼち活動しているのでしたら、状態がよくなってからの筋トレでもよいような気がします。ジャムの瓶の蓋開け、以前の報告とは別の会社のも素手で成功しました。お風呂でのタオル絞りも相当きつくできるようにはね。でもね、こればかりしているわけではないですよ。筋肉を固めないね。感覚麻痺の私ですと、運動神経を過興奮状態にしてしまうと、鎮め役の感覚神経系が働かないので筋緊張亢進状態になりやすいので注意しています。健常者の方へ、「階段利用を」とかある程度は筋肉に仕事をさせておくとよいと感じました。私は発症前、階段大好き、歩き好き、10kgダンベル、30kg握力鍛錬器具使用などね。毎日連続トレーニングはトレーニングができなくなったとき、筋力低下が激しいので休息日を入れてしていました。足はどうしても毎日になりましたが。この成果か、私の場合は歩行リハビリでも筋力的不足感には襲われなかったです。感覚神経復活時の新人脳細胞の学習のドタバタには悩まされています。過剰トレで押さえ込めると思いますが、過剰にすると筋肉が固まって回復がそこで止まってしまうしね。学習中なので積極的に暴れさせたりもしています。微妙な力での筋収縮ね。これ、健常者でも難しいかもの程度の微妙な調整をしてみたら、「暴れる、暴れる」ね。微妙な調整ね、これが簡単にできたら、一流ですよ、人間国宝だよ。みんな、歩行とか箸使いやその他で幼児期やその後も苦労してある程度の力の入れ具合の微妙な調整ができるようになってます。皆さん、焦らず、休まず、じっくりね。  6月6日(金)、「腕が暴れる」とかの時、どう思っていますか。「足が暴れる」については歩行ですと、重量物の体がのしかかってくるので完全ではないですが押さえつけかな。ところが、腕ですと、手がついているし、その先には指があります。これが一緒に暴れちゃうのです。ジャムの瓶の蓋開けなどですと、「腕力で押さえ込み」でもよいのですが、ハードコンタクトレンズ装着時などですと、「腕力での押さえ込み」は指先を微妙には使えなくなります。ですから、繊細な調節というのが必要になるのです。左目装着の時は左手では瞼開けですから、まだ少し力任せでもよいところがありますが、完全力任せですと瞼開けにも失敗します。のですが、ある程度の力を指先に入れれるので、割と今は楽にできます。右目装着の時は左手人差し指先にハードコンタクトレンズを載せて、顔を近づけるという形でするのですが、どうしても指も動いてしまうのです。力任せですと顔が近づく前に指はどこかへ行ってしまいますし、力を抜きすぎると揺れすぎて、角膜に傷がつきそうで怖いしね。ほんまに微妙な調節が必要なのです。ハードコンタクトレンズ装着両手使いですから、どうしても、問題が生じます。片手使いでできる人の場合は使う方が麻痺したらドツボね。両手がどちらの目にも片手使いというのがよいと思います。ですから、両手利きに限りますね。キーボード右手1本指打法の者が発症前から思っていたことです。で、右側の躾をしてこなかったツケかな。コンタクトレンズの取り扱いは力任せではできないですから、微妙な調節ね。  6月7日(土)、リハビリでの回復の道筋の価値観ね。回復出来るかどうかは無関係ね。私の価値観は「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。これで、可動域の確保を優先する。」みたいなものです。「動かせる」、それもできるだけなめらかにね。「すぐに役に立つ生活動作」はなかったですが、ハードコンタクトレンズ装着時の動作だけは別ね。救急病院ではしてくれたのですが、リハビリ病院では当初は・・で、後の方はずれたときの対応ですかな。昨日、投稿したようなことなので、無理はしていないつもりです。練習なんて日に1回か2回ぐらいしかできないしね。装着出来たら、外すのは寝る前ね。基本的には「すぐ役に立つ動作」なんてあったかなという感じね。足も後で考えたら役立っていた。ところが、ある程度回復されたら「役に立つ動作」や「力強い動作」が早く出来るとかの方に価値をおいておられる方もいるようですね。まあ、利き腕ではないからのんびりできたのかも。足の方は車いすで関節を曲げるで、ベッドで伸ばすということなどね。「早く生活動作などを回復したい」とかに価値観をおいて、回復を遅らせてしまった方も。私も「早く回復させたい」でしていることがありますけど、筋緊張を伴うようなことは短時間で済ませています。緊張したようなら、その動作はその日は中止ね、もしくは酷くならないように、後に残らないようにね。動作チェックテストを受けたときは筋肉が緊張してましたが、短時間でしたから回復しました。動かさないと川平法の原理は作用しない。動かしてこそ、神経細胞のつなぎ直しが起こります。動かしすぎると筋肉が拘縮するかも。今日は内容が支離滅裂ですみません。高次脳機能障害疑いがでたかな。  6月8日(日)、天候が不順ですね。偏西風の蛇行が原因らしいですが、なら、なぜ蛇行?ですけどね。視床出血で全く感覚がなくなったのに左半身が真冬になったり、ぼちぼちの季節になったりで、真冬になったりしたときの「気温は?」です。まあ、右半身より涼しく感じているのですが、震えがすごいときと涼しく感じる程度というときなどがあるわけです。新参者の神経細胞が練習というので「ガタガタと震えたり」とかしているのでしょうね。出血で神経細胞がお亡くなりになって、その代わりにいかに早く別の神経細胞に働いてもらうかということです。「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」でやってきた理由はこの神経細胞のつなぎ替えにあるのです。脳と諸器官が繋がってリハビリができるわけですからね。動かしてみるとか感じてみるとなどでの刺激ね。どのような刺激でどう効果が出るのかな。感覚の置き換えで代用よりはつなぎ替えで接続し直しの方がよいですからね。このとき、脳での神経細胞はどのように役割変更を決定しているのでしょうね。感覚が戻ってきていることから、つなぎ替えが起こっていることは確かだと考えています。で、障害を受けなかった部分に問題が出てきていないので、どのように役割変更しているのだろうかとね。

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