2009年9月18日金曜日

民主党主体の連立内閣始動

 9月16日の特別国会での首班指名選挙で鳩山民主党代表が指名されましたね。それも、自由民主党が第一党ではない状態でね。
 この指名選挙以前から組閣準備とかで、主要閣僚等は内定していたようですね。
 やはり、目玉は「国家戦略局」でしょうかな。準備の関係で「国家戦略室」というところから始めるということです。この機構で「官僚から内閣」に政策の主導権が移ることを期待します。本体、議院内閣制でも、国政の主導権は内閣にあるはずなのに、自由民主党政権の間はおんぶにだっこで官僚にもたれていましたね。そして、「族議員」の暗躍とかで「官僚主導」になってしまっていたため、予算硬直性とかの問題が起こったのだと考えます。前にも書いた「全会一致主義の次官会議」など、波乱を起こしたくない官僚にとっては「前例踏襲」と「横並び」とで保身を計っていくことになりますね。それを打破するのは、「政治」しかないのですが、「内閣」というか国会が機能していなかったのですね。
 閉塞状態を打破しようとしたのが、小泉改革ではと思います。労働者の権利を守っていないのは日本の伝統ですから、小泉改革に始まったものではないのです。単に「表面化」し始めただけだと思います。労働者を大事に思っていなかった一例が「団体生命保険」ですね。従業員に内緒でこっそり加入して従業員が死亡したら保険金はすべて企業の懐に入っていました。従業員の遺族に少額の弔慰金だけ。それが、表面化して懐に入れられなくなったので「団体生命保険」の加入が減少したということです。この表面化は「小泉改革」があったためかなと思ったりします。「過労死」の労災認定も21世紀になってからでは。郵政改革に引きずられるようにして、「社会保険庁」の不祥事も出てきましたね。官僚機構を、自由民主党の旧態たる利権を打破しようとしたのが「小泉改革」では。
 このような今まで闇に葬られていたことに光を当て、国民の方を向いた政治にしてほしいですね。官庁の縄張りから生まれた無駄遣いの一つに「農道空港」というのがあります。どこも「失敗」のはずです。他の省庁にもあるはずのでほじくり出してください。
 農業政策ですが、「個別補償」でしたか、これには賛成できません。日本はもっと大規模化する必要があります。一部地域や少数の農業者はある程度規模に達していますが、それ以外は小さすぎます。農地の所有権移動を伴わないでも、今より簡単に大規模化できる制度に変える方が先でしょうね。それでないと、農業はじり貧になりますよ。
 高速道路の無料化とガソリンなどの暫定税率廃止で「公共交通機関」が多大な影響をうけます。皆、自動車を持っているわけではないのです。公共交通機関を維持するための補助金を出してください。それと、借金を子世代に先送りしないでください。

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