2009年9月22日火曜日

次の世代に借金と温暖化のツケを回すな

 9月16日の内閣発足以来、精力的に今までの旧弊を打破しようとする姿勢が見られますね。この手の改革は進めてほしいですね。
 ところで、今までのしがらみを断ち切りたいようですが、各所からいろいろ声が上がっています。どこの国でもと思うのですが、「総論賛成各論反対」ですかな。それどころか、公共事業等で地域経済を何とか維持してきたところは、新規事業が思い浮かばないのか・・・の声も。
 各論的に行きますと、高速道路の無料化ですね。これ、もともと無料にするという前提でつくられてきたのです。それがいつまでも有料のままですね。ところで、無料化したとき、今までの建設費の借金はだれが返すの?次への先送りでは自由民主党や官僚と同じ穴の狢では。それでなくても、一般道の補修費が賄えなくなりつつあるようですね。これに、高速道路分が追加されると、一般生活道路が補修されなくなるかも。公共交通機関をどうする気なのでしょうか。一度、廃止されると復活は困難ですよ。今、自動車を利用されている方、運転できなくなったときのことを考えたことがありますか。それと、公共交通機関の方が圧倒的に二酸化炭素排出量が少ないです。1990年比25%減の目標を考えるのなら矛盾もよいところです。温暖化のツケは次の世代が背負い込むことに。
 「子ども手当」、こちらの財源は他を削って捻出してね。支給に所得制限は設けないこと。所得の低い層には別の施策と組み合わせること。税金は取られるが、何も見返りがないと感じた人は「海外へ」という選択肢のある時代ですよ。そこが企業税制の難しいところでしょうね。法人税の増税は一時的には税収増になりますが、工場等、場合によると本社までが海外移転の可能性があるのです。本社が東京に移ったあとのもともと本社のあったところの状況や工場が閉鎖されたところの状況や炭鉱のあったところかみれば、わかりますね。税収はなくなるわ、生活保護費等は増えるはで、地域メチャクチャですね。このツケは次の世代に回ることにね。当然、国債等の借金もね。
 ダム建設ですね。ダムの適地は財産ですよ。大切に使いましょうね。もっとも早明浦ダムみたいに雨の降り方が変わったのか、よく渇水状態になっています。そう、温暖化現象の一つが雨の降り方、降雨地域の変動を伴うことに。ブッシュのおじさん、この点は考慮外だったのかな。それで、困るのは全世界、アメリカやインド・中国も例外ではないのです。このツケも確実に次の世代が背負い込むことになるのです。
 次の世代の主力は参政権を持っていません。大人が政治家が代弁する必要があるのですが、だれもしていないですね。そして、借金などのツケだけを押しつけようとしています。

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