2010年7月5日月曜日

最近のアメリカ株式市場の動向から思うこと

 7月2日も下がりましたね。農業部門を除く雇用者数が予想以上に減少したためとか。中身は国勢調査による臨時的雇用22万人ほどでしたか、その減少分を除くと10万人くらい増加しているし、失業率も低下だったかな。基調はまだら模様ながら徐々に景気回復かな。
 ところが、甘い予測より減少幅が大きかったからというので、アルゴリズム取引では「売り」に走ったようです。この「甘さ」、今回に始まったことではないですね。急激な景気回復を求めたり、高金利を追い求めすぎるという体質ですよ、少しでも「悪化」情報があると「売り」ですかな。何も考えていないとしか思えない行動ですね。こんなのに高報酬を払う必要はないのでは。
 大体から、リーマンショックの原因はサブプライムローンの怖さを見抜けなかった証券の専門家とCDSなどでのリスク逃れ、格付け会社依存体質で責任感が希薄になってしまっていたためではと思います。
 「甘さ」という点では、手早く「売り」にでることで解消しようとしているのかもしれないですが、なんで、「国債」にどっぷり浸かるという無謀なことをしたのでしょうか。
 4半期決算を求めたりで、長期にわたる投資が出来なくなって招いた今回の下落という感じです。ファンドマネジャーとかの報酬の基本は3年後ぐらいの後払いにする必要が、経営者もね。まあ、株主やファンドの資金の出し手の意識も変える必要がありますが。

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