2011年4月11日月曜日

原子炉に関しては菅首相でよかったかも。

 4月8日日本経済新聞に福島第一原子力発電所についての時系列的な特集がありましたね。
 その中で東京電力は廃炉につながる可能性に高い海水注入に躊躇していたとありました。それを菅首相が「海水注入」を指示したとあったのです。給水車で真水を運搬していては間に合わない恐れが非常に高いにも係わらず、東京電力は躊躇だったというのです。
 「臨界ってなに」と書きいたらしいですが、決断力は高かったと考えられる菅首相の行動ですが、これは、東京電力とのつながりの薄さも影響したかもしれないですね。自由民主党は東京電力の役員から献金を受けていましたからね。特定の業界との関係の薄さが「世界の潮流の自由貿易」に踏み出そうとする原動力にもなったのかもしれないですね。
 そして、4月9日にYahooで見つけた時事通信配信の記事に『「すべて見直す必要ある」=原発安全対策で不備認める―保安院』というのがありました。これは、原子炉の安全性について、想定の範囲内で「安全」というが図らずも暴露されてしまったということですね。
 ですから、事故後の対応も事故の状況をどう「想定」するかだったのでしょう。そこを菅首相は厳しく捉えたということですね。その結果が「海水注水」、真水が到着するのを待っているとより危険であるという判断ですかな。
 まあ、「絶対安全」というのは、本来ないですよ。何らかの行為がおこなわれると「不測の事態」というのが常に起こりうるわけですね。その時に、どう対応するかということなのですが、「絶対安全」とかの意識があると判断が狂うことになります。
 今回のような場合は、世界を見回して「地震と津波」について、謙虚に調査していれば、ここまで悪化していなかったのではとお思います。ですから、常に検証することかな。個人でもできるだけ行動の反省というがいりますが、これに囚われすぎるとまた、別の問題を引き起こしてしまうようです。

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