2011年4月29日金曜日

また、寝言が。原子力発電所事故賠償で。

 4月28日にYahooで見つけた時事通信配信の記事に『原発賠償、免責あり得る=報酬半減は「大変厳しい」―東電社長』というのがありました。そして、今日、日本経済新聞でもあったので他でも報道されているでしょうね。ただ、記事は小さかったです。
 『東京電力の清水正孝社長は28日、福島第1原発事故の被害補償に関し、巨大災害の場合は電力会社の責任を免除する原子力損害賠償法の規定について「私どもとして、そういう理解があり得ると考えている」と述べ、東日本大震災による大津波が免責理由に該当する可能性があるとの認識を表明した。』というのです。でもね、ご近所の第二原子力発電所はたいしたことがなかったですね。もっと、震度や津波の大きいはずの女川原子力発電所も多少トラブルがあったみたいですが、平穏無事ですね。
 どうして、第一原子力発電所だけはこのような事態になったのかを少し考えれば、これは「人災」であって、「天災」ではないですよ。どこから、このような考えが出てくるのでしょうか。外部電源についても高台に追加分ですか、完成したとか。事故が起こって一ヶ月ほどですよ。それに、こう簡単にできると言うことは費用的にもたいしたことがなかったということですね。それを、放置し続けた結果が今回の事故ですね。どこに「免責」に該当する要件があるのでしょうか。女川原発や第二原発などが同様の事態になっていたら、そうかもしれないですが、どちらも平穏ですね。
 なぜ、第二原子力発電所をつくったときに第一原子力発電所も同様に改造しておかなかったというが疑問です。これは、「地震はない」とでも思い込んでいたとしか思えないですね。
 日経ビジネスに東京電力の今後の経営状況の可能性についての記事がありましたが、その中の「国家管理」か「チッソ化」ぐらいになるのではと思います。これだけ、各種の情報が出てしまったので「想定外」というのは東京電力や保安院ぐらいでないでしょうか。欠陥の指摘をともにのらりくらりと無視し続けてきましたからね。その状況も明らかになっていますね。
 「国家管理」というのも保安院が共犯みたいなものですから、問題かな。まあ、事故前に指摘されたことを事故前に少しでも実行しておれば、防げた事故だと思います。地震に関しても「1000年周期」の巨大地震の可能性も2000年になってすぐの頃から出されるようになっていました。それでも、指摘を無視。要は常に「今日、耳日曜」で無視を続けた結果ですから、これで、「免責」になるのなら、この世の中、ほとんどが「免責」になるのではと思います。

この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。
IMG00193.jpg

0 件のコメント: