2007年6月17日日曜日

「指導力不足教員」とはどのようなものなのか。

6月17日に日本経済新聞のサイトで「「指導力不足教員」の管理厳しく、文科省が統一指針」という見出しの記事を見つけて思ったことです。
以前から書いていますが、「競争原理」を導入した英米がOECDの学力調査で惨めな結果になっていますね。
日本も見ていると英米型を目指しているように感じられるのです。
今年の40年ぶりでしたか「全国一斉学力テスト」がありましたね。これ、回数を重ねるにつれて、またぞろ「都道府県間平均点競争」になりそうな気がするす るのです。なにせ、どっかの知事が「大学入試センター試験」の自己採点の平均点が他より低いとか、平均点の高い学校を優遇している県もあるみたいですね。
40年ほど前の「全国一斉学力テスト」では、学校平均が90%を超えたとこもあったとか。異常です。子供の学力向上ではなく「順位」ですね。それが、英米では裏目に出ているのですね。
その対局がフィンランドですね。どの子にも目配りをして「順位」は出さないというのです。全ての子が「自発的に」勉強ができるようにすることを目標としているように感じます。
「教育の目的」の設定の仕方で「指導力不足教員」の定義に違いのある部分が出てくると思うのです。宮城県教委の「(1)使命、職務への自覚不足(2)児童生徒の心を理解する能力、意欲に欠ける…」とある(1)(2)や学力不足教員などはどう考えても不適任でしょうね。
でも、学力をどのようにとらえているかとかいうのは多くの考え方があるので、慎重に検討すべきですね。
日本はフィンランドの成功事例、英米の失敗事例などを参考にして指針を作成してほしいですね。

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