2007年9月14日金曜日

月探査機「かぐや」打ち上げ成功,、それでお金の使い道について

9月14日に月探査衛星「かぐや」を載せたH2Aロケットの打ち上げが成功しました。約20日後に月を回る軌道に投入される予定だとか。こちらの方も順調に進んでほしいですね。
で、「お金の使い道」ですね。日本経済新聞の14日の「春秋」で、「月を調べるより、温暖化の進む地球を調べたり、日本の安全を調べたりする方を先にしてはという考え方がある」とあり、「お金の使い道の優先順位をつけるのも行政の仕事だ。」とありました。
この筆者は、月観測を「無駄遣い」と見ているのかもね。でもね、人類は「無駄」と思われることから進歩のきっかけを掴んできてきてますね。
古代文明も生産力の増加で余力が生じた地域からですね。古代ギリシャでもね。アメリカには、京都大学霊長類研究所(生態学、行動学方面)程度かそれ以上の施設が3つあるというのです。このような研究、お金になりますか。ならないですね。それでも、している。
NASAの研究もですね。直接的には、「金にならない」。でも、アメリカの科学技術水準を維持するのに役に立っている。
「税金の使い道」の決定は難しいと思います。でも、実用一点張りになると「進歩」がなくなるか、遅くなると思います。すぐには、成果の現れない基礎的研究に継続的に予算配分されることを望みます。

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