2007年10月7日日曜日

A級戦犯分祀を古賀遺族会会長が改めて主張

10月7日に朝日新聞のサイトで見つけました。見出しは「靖国神社分祀、改めて主張 古賀遺族会会長」です。詳しくは朝日新聞で。
古賀誠日本遺族会会長は、「靖国神社が戦没者追悼の唯一の施設ということを基本に、国民すべてが、天皇陛下を含み、英霊の御霊(みたま)にお参りできる施設として残すべきだ」と述べ、そして、誰もがお参りできるようにするには、「A級戦犯分祀(ぶんし)論」ということを唱えたということです。
靖国神社は宗教施設ですね。憲法で「信教の自由」を認めているのですから、だれもがというのは無理がありますが、天皇陛下がお参りできるようにするには分祀しかないでしょうね。
それでも、分祀しても、先の沖縄の集団自決のことや従軍慰安婦のことや中国や朝鮮、各地の戦地での出来事を「なかった」とか「強制がなかった」とかいっているようでは分祀しても解決にはならないでしょうね。
昨年のNHK特集ですたか、エルサレムの宗教施設などを放送した後半でパレスチナ人が「先祖が十字軍によって殺された」といっていました。「被害を受けた方は1000年経っても忘れない」ということを忘れないこと。あのような戦争にどうして突入していったのか。そして、何をしてきたのか。そうならないためには「過去を鏡(目を背けない)」にして検証し、未来に生かす態度が必要でしょうね。それが、見られないのです。
日本のA級戦犯は「ナチス」とは異質ですが、同じような失敗をしてしまいました。だから、日本の方がドイツより「歴史を鏡」にする必要があるのにしていないところが問題です。「歴史を鏡」にして臭いものに蓋をしなくなれば、合祀ができるかもしれませんね。でも、現状では合祀反対です。

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