2007年10月12日金曜日

延命中止指針案を日本救急医学会がまとめる

10月11日に日本経済新聞のサイトで見つけました。見出しは「日本救急医学会が延命中止指針案・条件や方法明記」です。
「日本救急医学会は、救急医療現場で回復の見込みのない患者の延命措置を中止できる条件などを定めた指針案をまとめた。」というのです。
延命中止とは人工呼吸器の取り外しなどの措置ですね。これらがどのような条件なら法的にも咎められないかということになります。
そのためには、「死の定義」特に「脳死」の定義ですね。今でも臓器移植法で脳死判定基準があります。
結局は、脳死状態でも人工呼吸器をつけていると心臓が動き続けており、脳死になってから大分時間が経ってから止まるのですね。この長さは人によって違いますね。
「脳死」の定義の確立、啓蒙に懸かっている面が大きいと思います。
養老孟司氏の本によると臓器移植法では、「脳死は死ではないけど臓器を取り出してよい」というような書き方になっているというのです。「脳死」は「死」であるということが広まる菊花になってほしいですね。

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