2007年10月11日木曜日

何時巻き込まれるか判らない冤罪

10月10日に富山県で冤罪で服役までした方の無罪判決がでました。この件に関するNHK教育のETV特集という番組でいくつかの問題点があげられていました。
一番大きいのが「思い込み捜査」ですね。または「決め付け」ですね。その結果、自らの考えに反する証拠を無視する状態になるのでは。これは、日本があの戦争に突入していったときと同じ心理状態では。この「思い込み」を「検事」まで汚染して「起訴」ということになるのでは。
そして、極めつけは「裁判所」でしょうか。この富山の件では弁護士が諦めていたようですね。
同じような構図が鹿児島県の選挙違反裁判でありましたね。そして、京都でも選挙違反について、違法な取り調べで苦痛を受けたとかで損害賠償請求を京都地方裁判所に起こした人がいます。
アメリカやオーストラリアなどでも「冤罪」が問題になり、「捜査の可視化」を進めています。オーストラリアでしたか、すべての取り調べを録画するようにしているというのです。
時期尚早とかいっているといつまで経っても「可視化」が実施されないでしょう。ですから、政府主導で実施を決めるべきですね。
失われた時間は戻らないのです。また、刑事事件では「真犯人」を喜ばせるだけです。被害者も浮かばれないのです。このことを忘れないでほしいですね。

この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。
img00310.jpg

0 件のコメント: