2007年8月15日水曜日

62回目の終戦記念日

8月15日は終戦記念日。まあ、どうして「敗戦記念日」とか「ポツダム宣言受諾の日」とかいわないのでしょうか。このあたりにも「目を反らす」という感じが出ていますね。
日本経済新聞の「私の履歴書」で軍隊体験があると、次のようなことがでてきます。
軍隊内の異常なしごきとかですね。それと、「おまえ等は一銭5厘でかわりはいくらでも・・・」とかいうようなものです。
この「おまえ等は一銭5厘でかわりはいくらでも・・・」という兵隊に対する見方ですね、これが日本軍の人権無視の原点ではと思ったりします。
一銭5厘というのは召集令状の郵送料ですね。人間の命をこの程度と見ていたという証ですね。
それで、国土を空襲で破壊されていっても「国民の死」を何とも思っていないから、昭和天皇の決断が出されるまで戦争を続けることになったのでしょう。本土決戦を叫ぶ一部の軍人による策動のため、玉音放送もすんなりとはできなかったとか。
官僚としての参謀本部がどのような精神状態で開戦し、天皇制を危うく潰す直前まで戦争を続け、天皇陛下の決断で漸く戦争を終結するまでに至ったか検証を十分にする必要がありますね。
閣僚の靖国参拝は、それが終わってからにしてほしいですね。ドイツのヒトラーみたいな人物はいないのに、集団としては、ドイツ以上の異様な状況を示していたと思います。

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