2007年8月5日日曜日

JR西日本、福知山線事故でATS設置遅れの背景などの説明なし。

8月4日に「JR宝塚線(福知山線)脱線事故の背景や要因をJR西日本が遺族や負傷者に初めて説明する会」が開催されたということです。
そこで、ATS設置の遅れの背景説明がなかったことに遺族は「なぜ」です。
記事の中に『山崎社長は、組織的な要因を自ら調べるよう遺族から求められると、「自分で調べると自分に有利な結果になるから、事故調査委が調査すべきだ」と反論した。』というのです。
これでは、日常的に遅れが出ていたとしてもその理由もわからなかったということを告白しているみたいなものですね。責任を運転手に押しつけていたことをね。
組織などの歪みは、自らが見つけて対応できるようになっているべきですね。それができないところが事故などを起こしているはずです。帝国陸軍なども自らの失敗を隠したりすることによって自滅していったわけですね。
山崎社長のいっていることは、JR西日本も事故点検能力がありませんということです。これで、よく「鉄道の事故調査委はまだ『ひよっこ』だが、国が認めた機関。自らの調査と事故調査委の調査結果が違っていたらどうするんですか」などいえますね。違っていてもいいではないですか。
自らが検証して外部機関との違いが出れば、さらに反省し改善すればいいだけです。『ひよっこ』はどちらなのでしょうか。まだ、JR西日本は事故原因が全く理解できていないようですね。

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